17Jul

スマホやパソコンの使いすぎで指や手首が痛くなることがあります。
そして、最近増えているのが腱鞘炎(けんしょうえん)による手首が痛くなる症状です。
今回は手首が痛くなってしまう原因と治し方、またその予防法をご説明します。
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手首が痛い!なぜ手首が痛くなってしまうのか?
スポーツや格闘技などでは手首のスナップを効かす等と表現し、重要な機能を果たします。
また、ドラムを連打する時などにも手首の動きが重要になります。
では、なぜ手首が痛くなってしまうのでしょうか?
手首が痛くなる原因は?
手首の痛みの原因で一番多いのは腱鞘炎(けんしょうえん)という手首の炎症によるものです。
その名前の通り腱鞘が炎症する事により痛みを感じるようになります。
炎症は手首付近にある腱(けん)と腱鞘(けんしょう)を酷使する事で発症します。
通常は痛みの症状だけが現れますが、症状を悪化させてしまうと腫れの症状も現れることがあります。
腱鞘炎になりやすいのはどんな職業のひと?
主に仕事などで手を酷使する人に発症しやすい症状です。
特に手首に負荷が掛かる職業に従事している人は注意が必要です。
また、子育てで赤ちゃんを抱っこする機会が多い人も腱鞘炎になりやすいです。
特に次のような職業に従事している人は注意が必要です。
・料理人
・美容師/理髪師
・スポーツ選手
・工芸家
・大工
・作家(ペンなどで字を書くことが多い人)
・音楽家(ピアノやドラマーなど)
また、仕事以外でも手首に負荷が掛かる家事なども要注意です。
小さなお子さんや介護で家族を抱き上げたりするだけでも腱鞘炎になってしまう可能性があります。
そして、腱鞘炎が起こる原因として最近最も増えているのがスマートフォンによるものです。
現在ではスマートフォンの普及率はかなり高く、長時間スマートフォンを操作する依存症の人の割合も高くなっています。
この普及率と依存率の高まりと共に操作時間も長くなり腱鞘炎の患者数が増える結果となっています。
スマートフォンを長時間持ったまま操作を続けると手首と親指の付け根部分に負荷がかかります。
スマートフォンを持つだけでも手首に負荷がかかります。
ですので特に筋力の弱い女性の方がスマートフォンが原因の腱鞘炎になりやすいようです。
スマートフォンを操作するときは机などの上に置くか、両手でスマートフォンを持つようにしましょう。
また、長時間連続して操作することは避けて休みながらスマートフォンを使用するようにしましょう。
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手首が痛い!腱鞘炎になってしまった時の対処法は?
腱鞘炎の初期症状には患部を冷す事が有効です。
冷す事で炎症を抑え、痛みを和らげる効果があります。
患部を氷などで10分程度冷やすだけでも効果的です。
ただし、凍傷の恐れがありますので患部に直接氷を当てないでください。
氷で冷やすときはビニール袋などに氷を入れてタオルなどでくるんだ状態で患部に当てるようにしてください。
また、初期の腱鞘炎の場合は症状を悪化させないことが重要です。
腱鞘炎は手首を酷使する事で症状が発症しやすく、そのまま手首を動かしていると症状が悪化してしまいます。
そこで、腱鞘炎の症状を悪化させないために手首にテーピングやサポーターをすると手首の過度な動きを抑える事が出来ます。
どちらもトラックストアやスポーツ用品店等で簡単に手に入ります。
簡単に装着するならサポーター
サポーターは脱着が簡単に出来るので知識がなくてもすぐに使用できます。
また、洗濯して繰り返し使用出来るので経済的です。
医療用のサポーターは炎症を悪化させないために患部をしっかりと固定するのが目的です。
そのため、少し窮屈に感じて日常の家事や仕事に支障を来すかもしれません。
そんな時は医療用より伸縮性の高いスポーツ用のサポーターがお薦めです。
しっかり固定するならテーピング
サポーターよりしっかりと固定したいのならばやはりテーピングの方が効果的です。
テーピングにはいくつかの種類があります。
症状に併せて使い分けるのが良いでしょう。
非伸縮性テープ
伸縮性はなく、しっかりと患部を固定したい腱鞘炎の初期の症状におすすめ。
伸縮性テープ
伸縮性が高く貼りやすい。
非伸縮性のテープが窮屈に感じるようならこちらがおすすめ。
バンテージ
伸縮性のある薄目の包帯。ボクサー等がクローブの下に巻き、手首や拳を守っている。
テーピングはサポーターよりもしっかり固定できる為、効果が高いと言えます。
但し、テーピングにはテープの種類も多く、貼り方や巻き方にある程度技術が必要なため敬遠されがちです。
しかし、貼り方や巻き方を一度覚えてしまえばさほど時間はかかりません。
ご自分やご家族が腱鞘炎になってしまった時のために習得しておいても損は無いと思います。
手首が痛いからと言って必ず腱鞘炎を発症している訳ではありません。
まずは病院で正しい診断をしてもらうようにしましょう。
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