28May

寝違えてしまって朝起きたときに首がずきずきと痛かったり、運動をしている最中に筋肉がピーンと痛くなることってありますよね。
それは首がつっているのです。
また、首がつるときの原因にはさまざまあり、そのうち治ると思って放っておくと危険な場合があります。
結論から言うと、首に激痛がある場合はヘルニアかもしれないので、整形外科に行ったほうがいいです。
まずは、体がつるメカニズムと原因について解説し、首がつるときの治し方を紹介します。
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体がつる原因とメカニズム

朝起きたときに首がつって痛かったり、運動をしているときに急に痛みが出たりしたことはあると思います。
あれはなぜ起きるのでしょうか。
まずは体がつるメカニズムについて解説します。
筋肉の疲労や緊張
体がつるというのは、正式には「こむら返り」という症状なのです。
体がつる大きな原因は、筋肉の疲労や緊張が関係しています。
たとえば、朝起きたとき首が痛いのは、夜に不自然な姿勢で眠り続けた結果、首の筋肉や関節に過度の負担がかかっているのです。
これが寝違えの主な原因です。
血行不良
デスクワークや立ち仕事など、長時間同じ姿勢が続くような環境にいた場合に足がつることがあります。
これは血行不良が原因で体がつっているのです。
同じ姿勢が長く続くと、血液の循環がうまくいかなくなるのです。
また、体の冷えによって血行が悪くなり、体がつることもあります。
ソックスを重ね履きしたり、首にマフラーを巻いたり、体を冷やさないような対策が必要になります。
水分不足
運動をしているとき、急にぐきっと体がつるのは、筋肉の疲労も原因なのですが、水分不足が原因のこともあります。
運動して汗をかくと、汗と一緒に塩分(ナトリウム)とカリウムが体外に流れ出ていきます。
ナトリウムやカリウムを補給しないままでいると、体内の栄養素のバランスが崩れ体がつりやすくなるのです。
スポーツドリンクには、体の栄養のバランスを整えるために、水分のほか塩分、糖分、そのほかさまざまな成分が含まれています。
運動をする際には、ミネラルウォーターではなく、なるべくスポーツドリンクを飲むようにしましょう。
また、眠っている間にも水分は放出されています。
朝起きて寝違えてる場合、寝ているときの水分不足が原因になることがあるのです。
そのため、寝る前に水分補給をすることは寝違えの予防になります。
加齢
一般的に、若い人より年齢を重ねた人のほうが、体がつりやすいです。
これは先ほどの筋肉の疲労が原因で体がつるのと関係があります。
人は加齢に伴い、体の筋力や内臓の機能も衰えます。
年配の方は若い人に比べて、筋力が低下している分、疲れやすく体がつりやすいです。
加齢によって体がつることを改善するためには、運動をするしかないです。
何かスポーツを趣味にして、体を動かす習慣をつけましょう。
お酒の飲みすぎ
体にアルコールが入ってくると、肝臓がそれを分解し排出しようとします。
その際に、一緒にカリウムやマグネシウムなどのミネラルも外に出ていき、ミネラルが不足してしますのです。
ミネラルが不足してしまうと、筋肉が正常に働くことができず、その結果、体がつってしまうのです。
なので、お酒を飲む際は、塩分(カリウム)を含むおつまみを一緒に食べたほうがいいです。
ただ、塩分の取りすぎも体に良くはなく、高血圧を引き起こす原因になります。
お酒を飲みすぎたときに、栄養をバランスよく摂ることを考えるのは難しいと思います。
また、お酒を飲みすぎて、意識が朦朧として床やソファで寝てしまった経験があると思います。
床やソファは寝るのには向いていません。
そのため、体が不自然な体勢をとることが多く、筋肉や関節への過度の負担から体がつってしまいます。
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首に激痛があるなら頚椎椎間板ヘルニアの可能性も!

首がつったとき、痛みが続き、日常生活に支障をきたします。
首のつりはほうっておいても、次第に良くはなるのですが、いつまでたっても痛みが引かずに激痛もあるようなら、首のつりではないかもしれません。
特に首に激痛を伴う場合、頚椎椎間板ヘルニアの可能性があります。
頚椎椎間板ヘルニアとは、頚椎の骨と骨の間のにある椎間板と呼ばれるクッションが壊れてしまうことによって起こる病気です。
クッションがなくなったことで骨と骨がこすりあい、神経を圧迫してしまい、首に激痛やしびれなどの症状が出ます。
頚椎椎間板ヘルニアは、30歳以上の方が多く発症します。
頚椎椎間板ヘルニアを発症する原因は、重い荷物を持ち上げたり、仕事などのストレスや、猫背、運動不足などがあります。
最近の研究により、ヘルニアの原因は遺伝の可能性もあることがわかってきました。
もしかしてヘルニアかもと思ったら、すぐに病院へ行ってください。
ヘルニアは何科に行ったらいいか分からない方もいると思いますが、まずは、整形外科に行って治療を受けてください。
整形外科に行ってもまだ治らないようであれば、脳神経外科や整体院を紹介されることもあるかもしれません。
首がつるときの5つの治し方

首がつるときの治し方には主に5つの方法があります。
・首を温める
・水分を取る
・ミネラルの多い食事をとる
・整形外科に行く
首のストレッチ
寝違えて首が痛いときは、まずは首に手を当てて、首をゆっくり横に傾けストレッチをしてみましょう。
また、リラックスした状態で手を後ろに引き、20秒キープするストレッチ法もあります。
次に手を腰の後ろに回してまた20秒キープしてください。
この方法は寝違えを改善するのにとても効果的で、とても有名な方法です。
首のストレッチをするときは、くれぐれもゆっくり行ってください。
激しい動きや無理な動きをするとかえって痛めてしまい、痛みが引くまで長引くことになります。
首を温める
ホットタオルなどを痛めた場所に当てるのも効果的です。
血行が良くなり、痛みを和らげてくれます。
首を冷やす(アイシング)するのが良いと誤解している方がいますが、血管を収縮させてしますので逆効果になるので注意してください。
水分を取る
先ほど、首がつる原因のひとつは水分不足だと解説しました。
なので、水分を積極的に取ってください。
特にスポーツドリンクを飲むのは効果的です。
ミネラルの多い食事をとる
水分と一緒にミネラルも体の外に排出され、不足していることが原因のひとつなので、ミネラルの多い食品を積極的に摂取していきましょう。
ミネラルの多い食品で代表的なものは、魚類や海藻類になります。
整形外科に行く
頚椎椎間板ヘルニアのところで解説したように、激痛やしびれの症状がある方、または慢性的に首がつる方は整形外科に行って診てもらいましょう。
最初の診療では、レントゲンを撮ったり、鎮痛剤を処方する治療が一般的です。
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