その「痛み」や「しびれ」。 放置していると大変なことに…

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外側と内側の脛の痛みの違いについて解説。腫れの原因は骨折や病気の兆候かも。


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脛の裏側であるふくらはぎが痛むことはよくあるかもしれませんが、すねが痛むことは少ないでしょう。

スポーツをやっている方でしたら、傷んだ経験のある方も多いかもしれませんね。

明らかな外傷や筋肉痛であれば良いのですが、安易に脛の痛みを放置しておくと、実はひどい病気であったということがあります。

脅すわけではありませんが、症状が重篤な場合には壊死していることもありますので足を切断しなければなりません。

最悪なケースにならないように、主に考えられる脛の痛みの症状や原因について解説していきます。

外側・内側で違う痛みの症状について紹介

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一言脛の痛みと言っても、原因は筋肉や骨、もしくは病気など様々あるようです。

また痛む箇所によっても症状がある程度特定できる場合も。

それでは脛の痛みが外側と内側で違う場合について紹介していきましょう。

脛の内側が痛む場合

シンスプリント

脛骨疲労性骨膜炎の一種で、過労性脛部痛とも言われています。

サッカーやマラソンなどスポーツの中でも走る動作の多い競技によく見られます。

また、日頃運動しない人が急に運動する際にも起こる症状

脛骨付近の骨膜が炎症することによって痛みが生じ、ひどい場合には疲労骨折をしてしまうこともあるので、シンスプリントの段階で痛みを放置しておくことはやめましょう。

長時間練習することができなくなる恐れがありますので注意が必要です。

体の硬い人や筋持久力のない人、偏平足で回内足の人がなりやすいので、運動前のウォーミングアップやストレッチ、運動後のクーリングはきちんと怠らずにやることが重要です。

偏平足の人は専用のインソールを入れるのもいいですね。

脛の外側が痛む場合

変形性股関節症

すねと離れている箇所になるので驚いたかもしれませんが、股部分の関節の軟骨が擦り減ることによって骨が変形してしまう症状です。

原因がはっきりとしていない一次性変形性股関節症と原因がはっきりとわかっている二次性変形性股関節症の2種類があります。

ほとんどが二次性によるものが多く、生まれつき骨盤が小さい、病気や炎症、妊娠によって股関節に負担をかけやすい女性が発症します。

具合的には痛風、臼蓋形成不全、大腿骨頭、化膿性関節炎など。

骨はつながっていますから股関節周りの骨がずれることによって痛みが脛にまで現れるということなんですね。

初期症状として動いた際のすねの痛み、股関節周りの痛み・こわばりが挙げられます。

症状がひどくなり、悪化すると歩行困難階段の昇降ができないなどの日常生活に支障がきたすまでになりますので、早めに治療をしましょう。

坐骨神経痛

坐骨神経痛と言うと腰やお尻周りの痛みと思っている方が多いかもしれませんね。

そもそも坐骨神経とは腰やおしりから太ももを通って足付近までの神経を指しますので、脛も痛むことがあります。

この坐骨神経部分に圧力がかかることによって症状が現れ、痛みの他には痺れや長時間の歩行困難、だるさ、感覚が鈍くなるなどの症状も伴います。

そして、両足に起こることはなく、どちらか片一方の足に現れるようです。

症状が軽い場合にはストレッチや保温治療で改善することがありますが、ひどい場合にはブロック注射や手術を行うこともあります。

病気からもくる脛の痛みの症状について

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足は第二の心臓と言われるくらい重要な部分だと言われます。

しかし、場所が心臓に遠く、重力の影響もありますので、血液の流れも悪くなりがちです。

実際に血液が詰まりやすいので、血液の流れに関する病気が多いようです。

急性動脈閉塞

名前の通り急に動脈が詰まってしまう病気です。

心臓にできた血栓が血液によって流れ、血管の特に細い部分に詰まり血流が滞ります。

血管の病気になりますので様々なところで起こる可能性がありますが、腹部にある大動脈から下肢動脈にかけて起こることが多いです。

症状としては痛みに加え、しびれ、冷え、皮膚が青白くなってしまうこと。

早期に発見しないと下肢部分に後遺症が残ることはおろか壊死しによって切断という判断をせざるを得ないこともあります。

また、血栓の詰まりが脳にまで及ぶと脳梗塞を引き起こし、最悪命を落とすことも…。

閉塞性動脈硬化症

先に述べました急性動脈閉塞は急に血管が詰まる症状でしたが、こちらは血管が徐々に詰まっていく病気です。

急性動脈閉塞に比べて症状の進行が緩やかだと安心してはいけません。

下肢部分の血管が詰まって細くなっているということは、その他脳や心臓の血管部分も同じく細くなっている事が多く脳梗塞や心筋梗塞の合併症も起きていることが多いからです。

初期の段階ではしびれや冷えが現れ、次第に歩くときに痛みが生じ、休憩をはさまないと長時間歩けなくなるようになります。

さらに進行が進むと安静にしていても痛みが生じ、最悪の場合、足を切断するまでに至ります。

下肢静脈瘤

よくメディアで取り上げられる事も多いのでご存知の方もいらっしゃるかと思います。

特徴的なのがふくらはぎやすね辺りにできる血管がボコボコ浮き上がっている症状です。

足のむくみや痛み足が重く感じるなどの症状も出てきます。

加齢や遺伝、長時間の立ち仕事等の理由によって足の血液が上手く心臓に戻っていかないことが原因。

足の血流を良くするマッサージやウォーキング、立ち仕事の方は短い時間でも構わないので、こまめな休憩を心がけましょう。

症状がひどい場合は硬化剤の注射、手術、レーザー治療を症状に合わせて行います。

脛の痛みがひどい場合の対処方法や受診方法について

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外傷やスポーツが原因で歩行の度に痛むようであれば日常生活もままなりませんので、うまくテーピングを利用しましょう。

ただ、脛の痛みは重い病気の場合があるので、必ず自己判断はせずに早めに受診することが必要です。

定期的にスポーツを行っている人や急に運動を始めた人はシンスプリントや疲労骨折の可能性がありますので、整形外科を受診します。

もし整形外科を受診し、何も問題がないようであれば病気が引き金によって起こる脛の痛みの可能性があります。

そして病気が原因の場合は血管に問題があることが多いので、血管外科を受診しましょう。

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