その「痛み」や「しびれ」。 放置していると大変なことに…

menu

からだの痛み赤信号

左の腎臓が痛いときの原因は右のと同じ?膀胱炎が原因で急性腎盂腎炎になることも。


painful-left-kidney1

腎臓が痛い…

腎臓は左右に1つずつあり、片方だけが痛いときや、両方のときもあります。

腎臓が痛いときはどんな原因が考えられるのでしょうか。

実は腎臓の病気の中には膀胱炎が原因になっているものもあります。

膀胱炎は特に女性に多い病気であり、血尿が出ることもあります。

今回は腎臓の痛みと膀胱炎の関係について詳しく説明します。


Sponsored Links

腎臓の位置や働き

painful-left-kidney2

まずは腎臓の位置や働きについて説明します。

腎臓の位置

腎臓は腰のすぐ上あたりに位置しています。

腎臓は左右ひとつずつあり、そら豆のような形をしています。

腎臓の働き

5つの主な腎臓の働きについて説明します。

老廃物を排出する

腎臓は血液の中の老廃物をろ過して、尿として体の外に排出します。

この働きが最も知られているとおもいます。

電解質のバランスを保つ

電解質とは血液や体液の中のナトリウムカリウムカルシウムなどです。

電解質のバランスを保つことによって、体を健康な状態に保っています。

血圧を調整する

血圧が低いとき、腎臓からレニンというホルモンが分泌され、血圧を上げます。

造血ホルモンの分泌

肝臓からはエリスロポエチンという造血ホルモンが分泌されています。

このホルモンは骨髄に血液の主成分である赤血球を作るように働きかけます。

ビタミンDを活性化させる

骨の生成にはビタミンDという栄養素が原料になります。

腎臓はビタミンDを活性化させ、骨の生成をサポートする働きがあります。

腎臓が悪くなると…

上記の腎臓の働きで説明したように、腎臓は骨や血液を作るためにとても重要な臓器です。

では腎臓が悪くなる(腎不全)とどのような障害があるのでしょうか。

老廃物が溜まる

老廃物が体内に溜まり、むくみができます。

また、尿毒症を引き起こす原因にもなり、体のだるさ、吐き気、頭痛といった症状がみられます。

更に進行すると、体全体に悪影響が及び心不全などで死に至ることがあります。

電解質のバランスが崩れる

電解質のバランスが崩れると、体内は酸性に傾きます。

からだが酸性に傾くと様々な症状が出てきます。

吐き気や食欲の減退が主な症状です。

高血圧になる

腎臓が悪くなると、血圧を上げるホルモン「レニン」の過剰分泌が起こります。

血圧が上がりすぎてしまうしまうのです。

血圧が高いと、めまいや頭痛といった症状が起こります。

貧血になる

腎臓から造血ホルモンが分泌されなくなります。

血液を作らないので、貧血になってしまうのです。

貧血になると、めまい、頭痛、吐き気などの高血圧のときと似た症状が出ます。

骨が脆くなる

骨の原料であるビタミンDをを活性化できずに、血液中のカルシウム濃度が低下します。

その結果、骨がもろくなってしまいます。


Sponsored Links

左の腎臓が痛いときの原因は右のときと同じ?

painful-left-kidney3

腎臓は腎被膜と呼ばれる膜に包まれています。

腎被膜が引き伸ばされると痛みが現れるのです。

腎臓には痛覚がなく、腎臓が痛いというのは正確には誤りなのです。

腎臓が何らかの原因で腫れると腎被膜が圧迫され引き伸ばされ痛みが生じるというメカニズムなのです。

左の腎臓が痛いときと右のときでは原因となる病気に違いはありません。

腎臓の痛み(腎被膜の痛み)があるとき、以下の6つの腎臓の病気が考えられます。

・水腎症

・急性腎盂腎炎

・腎臓がん

・腎のう胞

・腎梗塞

・遊走腎

また、腎臓のあたりに痛みがあっても腎臓の疾患が原因ではないかもしれません。

例えば、神経痛椎間板ヘルニア筋肉痛などです。

腎臓が痛い場合、一般的に泌尿器科を受診することになるのですが、そこでの検査で腎臓に以上が見つからない場合は神経や筋肉が原因の可能性があります。

その場合は、整形外科を受診しましょう。

膀胱炎が原因で腎臓に痛みが出ることがある!

painful-left-kidney4

先ほど6つの腎臓の病気を紹介しましたが、その中で急性腎盂腎炎の発症は膀胱炎が原因になることがあります。

膀胱炎は急性腎盂腎炎の原因のひとつなのです。

腎臓の痛みとともに、膀胱炎に特徴的な症状があるか確認してください。

特に腎臓の痛みとともに血尿が出るときは、ほぼ間違いなく膀胱炎と急性腎盂腎炎を発症しています。

膀胱炎は特に若い女性に多く見られます。

膀胱炎を引き起こした細菌が何らかの原因で尿道をさかのぼり、腎臓に到達して感染するのです。

膀胱炎の主な症状として、頻尿血尿陰部の痛み残尿感があります。

血尿にも程度があり、目で見てはっきりと血が混じっているとわかる血尿もありますし、肉眼では分かりにくい血尿もあります。

血尿が出たときはびっくりすると思います。

しかし、膀胱炎で血尿が出るというのは、よくあることなのです。

膀胱内のから出血し、排尿のときに血が混じってしまうのです。

血尿が出るということは、膀胱炎が進行している証拠でもあるので、はやめに病院へ行きましょう。

また、他の症状としては陰部にしみるような痛みを伴う場合があります。

特に、排尿時に痛みを感じる方が大半です。

膀胱の粘膜が炎症を起こしており、排尿といった少しの刺激でも痛みが生じるのです。

放置していると、化膿していき症状はどんどん悪化していきます。

炎症部分が膀胱内だけではなく尿道にも広がってきます。

そうなると痛みは更に激しくなり、排尿するのが怖くなてくるので早めの対処が必要となります。

また、膀胱炎には残尿感といった症状も見られます。

膀胱炎になると、一回の排尿での尿の量が少なくなります。

そして排尿後もまだ尿が残っている感覚(残尿感)があります。

さらにすぐにまた尿意が来るのを繰り返してしまいます。

これを頻尿といいます。

膀胱炎の治療法

膀胱炎は初期の場合は病院へ行かなくても治すことができます。

対処法としては、水を多く飲み、膀胱に尿がたまらないようにどんどん排尿するようにします。

食事の時に辛いものアルコールなどは膀胱に刺激を与え、痛みが増すので控えるようにしましょう。

また、免疫力が落ちないように体を温め、睡眠時間をしっかりと確保しましょう。

しかし、そういった対処でも症状が改善しない場合は病院へ行ったほうがいいです。

病院へ行った場合、薬で治療を行っていくのが一般的です。

原因である大腸菌をやっつける抗菌剤抗生物質が処方されます。

薬を飲み始めて2日もすれば症状は落ち着きます。

薬を飲み続けて1週間もすれば完治します。

抗生物質による治療は急性腎盂腎炎に対しても効果的です。

安静にすること、薬を飲むことの2つを守れば1週間で膀胱炎も急性腎盂腎炎も治ります。

病院に行くときは泌尿器科を受診してください。


Sponsored Links

関連記事