5Nov

日本人の代表的な現代病として肩こりがありますよね。
私もそうなのですが仕事の疲れはなぜか肩にたまるような気がしませんか?
パソコンやデスクワークをしているとどうしても同じ姿勢が続きます。
つい肩が硬くなる。動かないのですから当然です。
そしてふとした時に腕をあげたら肩に激痛が走る。
びっくりしますよね。
最近よく耳にしますがスマホによる同じ姿勢で肩がこるひとも多いようですね。
確かに電車のなかでみなさんスマホです。
よくよく冷静にみると非常に異様な光景だったりしますね。
毎日毎日同じ姿勢ですから疲れがたまる。
では肩こりとはどんな状態なのでしょうか。
肩こりとは首から背中にかけて広がる僧帽筋に同じ姿勢を続けることで、筋肉の血行がわるくなります。
そして老廃物がたまり筋肉が硬くなって弾力がなくなり、肩こりを引き起こすのです。
肩が痛いのはきっと疲れが原因に違いない。そう思われるかもしれませんね。
もしかしらたら、マッサージに通われている方もいるでしょう。
ただ肩こりは疲れが原因ばかりとは言えない時もあるようです。
肩の痛みが実は大きな病気の前触れといったケースもあるのです。
具体的には、一つは心筋梗塞、もう一つは胆石です。
それぞれ痛む部位によって病名がちがうので順にお伝えいたしますね。
左肩が痛む場合は心筋梗塞、右肩が痛む場合は胆石を疑ったほうがいいようです。
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左肩が痛い場合と右肩が痛い場合
左肩が痛い場合は心筋梗塞かもしれません。
心筋梗塞とはどんな病気でしょうか。
動脈に血栓ができて心臓に血が行かなくなる病気です。
心筋梗塞になる人は左肩が非常にこっているそうです。
血液の流れが悪いため、心臓付近の左肩の血行がわるくなるからです。
なぜ心臓に原因があるのに左肩が痛いのでしょうか。
それは放散痛といわれるものです。
放散痛は実際の痛む場所と違う場所が痛いのです。
心臓から痛みの物質が神経を通って脳に届くのですが、その途中に肩の神経があり、混線するのです。
そうすると肩の痛みが心臓の痛みと勘違いして左肩だけに痛みが出やすいのです。
心筋梗塞はかなり早急に手当てをしないと危険な病気です。すぐに受診しましょう。
一方右肩が痛む場合は胆石の可能性が高いです。
胆石とはどんな病気でしょうか。
胆石とは肝臓から分泌される胆汁が固まって胆道にできた石です。
前兆としては右肩に痛みがあり、腹痛を伴います
そして発熱して尿がウーロン茶のような色になるそうです。
この痛みも先ほどの心筋梗塞同様に放散痛が原因です。
胆石の痛みの物質が脳に伝わるまでに混線して右肩に痛みを感じてしまうのです。
以上のように、たかが肩こり。ただ疲れがたまってだけ。
と見過ごす事はとてもできないように思います。
では、一般的な肩こりと大きな病気の可能性のある肩こり。
一体どうすれば見分けることができるのでしょうか。
次にその違いをお伝えしたいと思います。
一般的な肩こりと大きな病気の前兆の違い
普通の肩こりは体勢を変えると症状がおさまる傾向があります。
自分にとって一番楽な姿勢をとってみましょう。
もし、体勢を変えてもずっと肩こりが続くようなら内臓疾患の恐れがあります。
なかなか改善せず、どんどん悪化していくのなら、大きな病気の可能性ありですね。
筋肉が硬くなったり血行の障害だけではありません。
首や関節の炎症、狭心症などが原因の肩こりもあるそうです。
もしかしたら肩こりは万病の源といっても言い過ぎではないかもしれません。
肩こりを引きおこす内臓疾患は以下のとおりです。
疲れが原因とそのまま放置すると大きな病気の前兆を感じられないかもしれません。
常に肩の凝りには敏感なり、日ごろから肩こりの解消を心がけることが大切でしょう。
ただ私たち日常を営む上で、疲れや疲労ストレスの無い生活を送ることはまずありえません。
では肩こりとどのように関わっていけばいいでしょうか。
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肩こりと日常
実は私自身はかなり日頃から肩に力がはいってしまう性格で、なかなかよくならなかったのです。
特に寒くなる冬は肩にすごく疲れが残ります。
なぜなら寒くて肩を狭めて収縮してしまうからです。
その時にどうしても肩に力が入ります。
仕事や何かに取り組む時も、すぐに力がはいります。
そして本当に力をいれて頑張らなくてはならない勝負どころの前で力を使い果たしてしまう。
そんな時が何度もありました。
すごく悩んでいたのです。
ですから日頃から悩んでいる方のお気持ちは痛いくらいわかります。
そして日本には独特の文化として「恐縮する」という気持ちがあります。
これはビジネス上でも、目上の方に感謝するときによく使われます。
文字通り「恐れて縮む」。
この言葉にこそ肩を狭くしていなくてはならない空気感を漂わせているのではないか。
と私は日頃から思っています。ここに日本人に肩こりが多い原因がある。
大変恐縮ですが。と発しただけでなんとなく肩が縮こまり、肩にこりが出てくる感じがします。
事実、とても日本のことが大好きな外国人が日本に来ると急に肩がこる。
と話していたことを覚えています。
「肩身が狭い」なんて言葉が存在すること自体肩こりを引き起こしているようにも感じます。
ここで私自身の解消法を簡単ですが2点紹介いたしましょう。
寝るときの枕の高さ
なんといっても枕の高さです。
自分にとって一番楽な枕の高さを見つけるのです。
なぜなら、睡眠中にベストな位置に枕で寝れば寝ている間に血行がよくなるからです。
ベストの枕がみつかれば肩こりは70%解消します。
そしてかなり熟睡できていい朝がむかえられます。
私の場合はそうでした。
つぶやく
もうひとつは笑ってしまうかもしれませんが、自分にいいきかせるのです。
「肩のちからぬいて」この一言を必ず自分に言い聞かせて物事に取り組んでいます。
例えば仕事にスタートする時に、PCを立ち上げると同時に「肩のちからぬいて」とつぶやくのです。
そうすると何か一瞬我にかえったような気持ちになり、冷静になれるのです。
わかりやすく言うと野球選手がバッターボックス立つ前に力を抜く。
そして本当に必要なところで力を発揮して打つということでしょうか。
やはり打席に立つ時は、冷静さが必要でしょう。そしてハートは熱くです。
それぞれ肩こりの解消法は自分の体調や状態にあったものを選択すれば、いいのではないでしょうか。
そしてうけるストレスや緊張を体内のとどめておく感じではなく、受け流す。
言葉はもしかしたら適当でなかったかもしれませんが。
日常に関わりをもつストレスや緊張、不安との距離をうまくとって前へ進む気持ちを持つ。
そうすれば自然と気持ちの面から肩こりを解消できるかもしれません。
私はそう思います。
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