9Jun

首が痛んで困ったことありますか?
寝違えて痛めてしまった時は1日辛くて困った経験がある方も多いかもしれません。
日常生活にも影響しますので、早めに症状の改善を図りたいところです。
今回は首の痛みでお困りの方に症状や原因について解説していきます。
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首の痛みが後ろに表れる場合の症状
普段は意識しませんが、ボーリングの玉と同じ約5kg分の頭の重さは支えているので、負荷が非常にかかってきます。
神経がたくさん集まっているので、非常にデリケートな部分でもあるんですね。
同じ痛みでも症状は様々ですが、痛む部分によって原因がわかることもあります。
まず首の後ろが痛む場合の症状についてみてみましょう。
頚椎後縦靭帯骨化症(けいついこうじゅうじんたいこっかしょう)
国の難病にも指定されていて、手足のしびれ、手先が動きづらくなる、歩行障害の症状が表れます。
原因ははっきりとしていませんが、糖尿病患っている方、肥満体型の方、男性の方が起きやすい症状と言われています。
ひどい場合は、頚椎が麻痺してしまい、元の状態に戻らない可能性もあるので注意が必要です。
リンパの腫瘍
首の後ろを触ってみて、もし腫れがあるようであれば悪性のリンパ腫を疑ってみた方がいいかもしれません。
体のだるさや発熱、かゆみを伴うこともあります。
いわいる血液のがんの症状で、自覚症状がわかりにくいのが難点です。
リンパに沿ってリンパ液が体全体に流れますので、早期発見が求められます。
上記の点で少しでも当てはまるようであれば、なるべく早めにお医者さんに診断してもらいましょう。
肩関節周囲炎
いわゆる四十肩、五十肩と言われている症状です。
肩だけではなく首も痛くなるんですね。
特に首の付け根が痛くなると言われています。
肩の可動域が減り、しびれ、倦怠感を伴います。
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首の痛みが左右もしくはどちらか一方に表れる場合の症状
先に首の後ろが痛む場合の症例についてみてみましたが、次に首の左右、もしくはどちらかが痛む場合の症状について説明していきます。
肩こりもしくは長時間の悪い姿勢
皆さんが一番多い症状ではないのでしょうか?
長時間のパソコン作業やスマホの操作によって、筋肉に疲労が蓄積し、肩がこってくるんですね。
また、その際に猫背で首に負担のかかる姿勢をとっていると首に痛みが生じます。
単なる肩こりと思っていると頭痛や吐き気も伴うこともありますので注意しましょう。
寝違え
一度はなったことがあるのではないでしょうか。
首が不自然な格好のまま寝てしまっていること、枕の高さが合わないことが原因。
症状がすぐに改善することが多いですが、ひどい場合には長期間痛むケースも。
狭心症・心筋梗塞
右首にも当てはまりますが、これらの症状には左の首筋が痛くなることが多い特徴があります。
理由としては「放散痛」といい心臓の痛みが半径30cmまで及ぶことがあります。
本来であれば心臓の痛みなのですが、これを首の痛みと勘違いしているんですね。
血管が狭くなることで、血液の流れが滞ったり、酸素が運べなくなっている状態です。
狭心症と心筋梗塞ともに生活習慣病によって動脈硬化を起こし発症するケースが多いとされています。
自分でできる首に負担をかけない方法や病院での治療について
通常肩の痛みは2〜3日経つと徐々に治まっていきますが、それでもなお痛い場合は最悪重篤なケースも見られますので、早めに診断してもらいましょう。
治療方法としては以下のようなものが挙げられます。
首の痛みにはどういった治療方法があるの?
骨や筋肉が影響して肩が痛い場合は基本的には整形外科を受診しましょう。
肩こりの筋肉疲労の場合には適度な運動、湿布、お風呂に入って血行を良くすることで改善が見られます。
もし肩の痛みが骨が原因の場合、保存療法、温熱療法、リハビリテーション療法、牽引療法を総合的に判断して治療を行います。
そして悪性リンパ腫のような病気からくる首の痛みの場合には薬物治療を行います。
医師との相談が必要ですが、最悪の場合には手術をする必要があることも。
様々な病気からくる首の痛みがありますので内科を受診するといいでしょう。
保存療法・・・手術以外の装具療法、体操やストレッチなどの運動療法、マッサージ療法等を用いて治療をしていくこと。薬物療法もこれに含まれます。患部をそっと安静にしておくだけだと、いざ完治した時に動かしづらいといった事が起きるため、動かしながら治すというのが最近は主流です。
首の痛みの予防方法について
- きちんとした姿勢を心がける。
- ゆっくりと風呂に入って患部を温めほぐす。
(患部に炎症がない場合のみ) - 無理に自分でマッサージやストレッチをしない。
- 肩こりの場合は軽いストレッチは有効的。
普段の対策としてできることは、なんといっても、姿勢を正すことです。
病気や外傷が原因で首が痛む場合以外はほとんど対応できます。
理由としては、普段の姿勢の悪さの癖によって首に負担をかけているからです。
もし炎症によって患部に熱を帯びているようであれば首を冷やしましょう。
炎症がなければ、お風呂にゆっくり入ったり患部を温めたりすることも効果的です。
この時に自分でマッサージをしたり、圧力をかけたりしないようにすることも重要。
なぜならマッサージによって筋繊維の痛めてしまい、逆に硬くなってしまうんです。
いわゆる「揉み返し」というやつですね。
ついつい自分の手をあててしまう気持ちはわかりますが痛みを伴う場合は避けましょう。
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