28Aug

夏の暑い時期に特に気をつけなければならない熱中症。
近年では秋口まで残暑の影響で暑い日が続きますので9月10月も油断は出来ません。
テレビのニュースなどでも熱中症の話題を目にする事が多いと思います。
熱中症は発症後の対処が遅れると命に関わる危険な症状です。
そのため、早い段階で症状に気が付き、応急処置を行う事が有効です。
早い段階で適切な応急処置を施せば重症化しないことがほとんどです。
ここでは熱中症の症状と応急処置方法などを詳しくご説明します。
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なぜ熱中症を発症するのか?熱中症になる原因とは?
夏になると職場や学校などで熱中症に対する注意喚起が行われるようになります。
また、テレビのニュースでも目にする機会が多くなります。
しかし、そもそもなぜ熱中症を発症し、それがどれほど危険な症状かご存知でしょうか?
熱中症を発症する原因とは?
熱中症は屋外屋内を問わず、気温や湿度が高い場所に長時間いると発症する事がある症状です。
そのような環境下で大量に汗をかいているにも関わらず水分を補給できなかったりすると更に症状を発症しやすくなります。
通常、人の体は暑さ(暑いと感じる時)を感知すると体温調整機能が作動します。
その一つが発汗です。
汗には体内の熱を体外に放出する機能があります。
しかし、大量に汗をかいているにも関わらず十分な水分を補給しないと脱水症状を引き起こします。
そして脱水症状が悪化すると痙攣を起こしたり意識障害を起こしてしまいます。
更に悪化して重症化すると、体温調節機能が機能しなくなり発汗しなくなります。
こうなると体温が異常に上昇し、体の細胞が破壊されてしまいます。
その結果、多機能不全となり死に至る事もあるのです。
小さなお子さんや高齢者は特に注意が必要です!
小さなお子さんや高齢者には特に熱中症に対する注意が必要です。
これは小さなお子さんや高齢者には成人に比べて汗腺が少ない事が影響しています。
汗腺が少ないと上手く発汗が出来ず、体温が上昇しやすくなってしまう為です。
小さなお子さんや高齢者は室内で熱中症を発症する事が多いです。
エアコンを上手に利用し、こまめに水分を取らせて上げるようにして下さい。
小さなお子さんは暑さを訴える事が出来ません。
そのため、小さなお子さんには特に注意を払うようにしてあげてください。
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色々ある熱中症の初期症状!手遅れになる前に症状をキャッチしよう!
熱中症の初期症状には様々なものがあります。
熱中症の初期症状を正しく把握し、手遅れになる前に対処法を取るようにしましょう。
熱中症の初期症状
主な熱中症の初期症状は頭痛、痙攣、吐き気、喉の渇きなどがあります。
他にも:
立ち眩み
眩暈
だるくなる
まっすぐに歩けない
汗が出過ぎる、又は出なくなる
意識障害
熱中症と唇のしびれの関係
脱水症状を起こすと唇が乾燥します。
そして、唇の乾燥をしびれとして感じる場合があります。
これは乾燥することで唇の粘膜が過敏な状態になっているのが原因です。
他にもある熱中症の初期症状。肩こりと腫れ
肩こりや腫れの症状が現れる事もあります。
ではそれぞれの原因を説明していきます。
熱中症と肩こりの関係
熱中症の症状で肩こり?
と思う方も多いかもしれませんが実は関係しているのです。
熱中症の原因の一つに脱水症状があります。
脱水症状になると血液の流れが悪くなります。
そして、この血流の悪さと肩こりが密接に関係しています。
肩こりはの原因の一つは血流の悪さです。
そのため、脱水症状⇒血流が悪化⇒肩こりと繋がっていくのです。
夏の暑い時期に突然肩こりがひどくなってきたらそれは熱中症の症状かもしれません。
熱中症と腫れの関係
腫れもあまり熱中症には関係ない様に思えますが症状の一つです。
熱中症になると脇の下や首などリンパが集中している場所が腫れる事があります。
そして、リンパが腫れることで体温調整機能が低下し、体温が上がりやすくなってしまうのです。
この場合、腫れている箇所をアイシングして下さい。
熱中症の応急処置法は?正しい処置方法をご紹介します
では最後に熱中症の応急処置方法をご紹介します。
熱中症の応急処置の基本は2つです。
1つは体温を下げる事。
そして、2つめは水分補給です。
1.涼しい場所へ移動し体温を下げる
日の当たる屋外にいる場合は日陰に移動してください。
建物があればエアコンの効いた涼しい室内に移動してください。
まずは身の回りの温度を下げることが重要です。
その上で、きつめの衣類を着用している場合は衣服を緩めて服と体の間に涼しい空気を入れるようにしてください。
特にネクタイなどは外すようにしてください。
そして、可能であれば濡れたタオルやアイスノン、保冷材などで体を冷やすようにして下さい。
首、脇の下などには大きな動脈があるのでアイシングの際は効果的に体温を下げることが出来ます。
水分を補給する
脱水症状を起こしている時に水だけを飲むのは避けてください。
これは水だけを飲むと痙攣を引き起こす可能性があるからです。
脱水症状時に水分を補給する際は塩分の入ったスポーツドリンクなどを飲むようにしてください。
但し、意識障害を起こしている人に無理やり飲ませようとすると誤嚥する場合があります。
このような場合には直ぐに救急車を呼ぶようにしてください。
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