26Jun

左脇腹がチクチク、キリキリ痛んだときとても辛いですよね。
仕事が出来ず、生活に支障が出たりすることも。
症状が治まらない場合は病気なのではないかと原因がとても気になるかと思います。
今回は左脇腹の痛みが起きた場合の原因や男性・女性の違いについても併せて解説していきます。
Sponsored Links
左脇腹の痛みが起きたときの原因は(病気以外が原因の場合)?
左脇腹に痛みが現れたとき一体どんな症状があるのでしょうか。
同じ痛みでも原因は様々あるようです。
つい腹部周辺だとすぐに内臓の病気を疑ってしまいますが、姿勢の悪さや歪みによっても引き起こします。
病気以外で考えられる症状について確認してみましょう。
便秘
男女共通して当てはまる症状と言えますが、女性の方が比較的多いです。
理由は腹筋の筋肉量が男性に比べて少ないので、排便する際に押し出す筋力が弱い方が多いということ。
また、男性に比べて美容と健康面から普段の食事に気をつけている人が多く一見、食物繊維も男性より摂取しているイメージがあります。
しかし、太るからと無理なダイエットで食事の量が極端に少なかったり、ご飯の量が少なかったりするのが女性の特徴。
ついつい食物繊維というとごぼうやキノコ類を想像しがちですが、ご飯も立派な食物繊維が含まれているんですね。
気をつけている女性が便秘がちで、ご飯をもりもり食べている男性が便秘知らずなんてことは往々にしてあります。
筋肉痛・筋肉疲労
もし運動不足の方が運動やスポーツをしたときに痛むようでしたら、筋肉痛かもしれません。
これは特に問題はありませんので、時間の経過と共に症状は治っていくでしょう。
もし筋肉痛がひどいようでしたら、湿布を貼ります。
そして筋肉痛だけでなく、普段の姿勢の悪さや体の歪みによって左脇腹が痛む可能性も。
知らず知らずのうちに負荷をかけて発症していますので、なるべく日頃の姿勢を正し、整骨・整体治療によって体のバランスを整えましょう。
飲みすぎ・食べ過ぎ
まず飲み過ぎや食べ過ぎによって胃がパンパンになります。
そしてそのパンパンに張った胃が横隔膜を押し上げてしまうんですね。
もし、満腹になったときにお腹が痛む事があるようでしたら、なるべく腹8分目に抑えましょう。
そして食後はゆっくりと安静にする事も重要です。
食後すぐに運動すると胃で消化するために集まる血液が筋肉にも使われるため、脾臓が血液を送り出そうと勢いよく収縮します。
この脾臓が収縮運動が左脇腹の痛みとなって現れます。
Sponsored Links
チクチク、キリキリした激痛や鈍痛は内臓の病気かも。
もし、上記の病気以外の原因が当てはまらない場合、もしかすると内臓に関する病気の可能性があります。
体の中心から膵臓、胃、脾臓は左寄りにありますので、左脇腹に痛みが生じることが多いです。
膵臓はほぼ体の中心ですが、関連痛といって内臓に発生した痛みが半径30センチの周りで起こる症状が現れます。
発見したときには手遅れだったなんてことのないように早めに診断してもらいましょう。
胃腸炎、十二指腸潰瘍
鈍痛というよりも、もう少し強い痛みになります。
胃腸炎は食べ過ぎと同じように食後にも現れますが、食事中にも現れるのが特徴。
それに対して、十二指腸潰瘍は食前に現れることが多いです。
その他どちらとも胸焼け、吐き気を伴うこともあります。
通常は自律神経によって胃酸の量というのは調整されているのですが、ストレスによって乱れ、胃酸が過剰に分泌し胃を溶かし、痛みが発生します。
急性膵炎
膵液が膵臓自体を溶かしてしまい、また膵液が漏れ出ることによって、周りの臓器を溶かしてしまうことで炎症し痛みが起こります。
すい臓がんとも関係があり、慢性膵炎の方は膵臓がんになるリスクが非常に高いです。
膵臓がん患者の約2割が慢性膵炎患者にあたります。
この急性膵炎は徐々に進行していた症状が痛みとして現れますので、普段から注意が必要です。
この炎症を繰り返していると、やがて痛みすら感じないほど細胞が破壊され、完治しなくなってしまう恐れも。
膵臓がん
左脇腹の痛みで一番恐ろしいのがこの症状。
何故恐ろしいのかというとすい臓がんはあまり目立った症状が見られないからです。
そして進行も非常に早く、痛みが出る頃には症状はかなり進行し、手遅れだったということも非常に多いです。
他には背中の痛み、発熱、吐き気、下痢の症状、黄疸を伴うことがあります。
膵臓がんが発生しやすい要素として糖尿病、肥満、喫煙、慢性的な膵炎が挙げられます。
高齢になればなるほど発症率も高いので、上記のような症状が当てはまるようであればすぐに受診しましょう。
左脇腹の痛みでも違う男性や女性特有の症状
同じ左脇腹の痛みでも男女によって違うケースもあります。
男女特有の症状について確認してみましょう。
婦人科系の疾患
女性は男性と違って子宮や卵巣などが備わっていますので、婦人科系の腫瘍の可能性があります。
どうしても生理痛によって痛みの生じることの多い女性のお腹ですが、いつもの痛みと油断しないようにしたいところです。
特に最近非常に多いのが子宮筋腫。
生理伴う出血量が非常に多い、月経期間が延びている、貧血などの症状が出ている場合、速やかに婦人科で受診しましょう。
尿路結石
もちろん女性にも起こりますが、男性に多い症状です。
痛みが非常に強いのが特徴で、尿路にできた結石が移動することで痛みを生じます。
激痛の他には血尿、吐き気が起きることもあり、尿の色が濃い傾向にあるようです。
食習慣が非常に影響してきますので、砂糖や塩分、脂肪の多い食事、水分不足には注意しましょう。
Sponsored Links