9Jul

パソコンや携帯電話の画面を眺めている間はまばたきの回数が少なくなり眼球が乾燥しやすくなります。
さらにコンタクトレンズを装着した目は乾燥しやすく、ある症状を発症させやすくなります。
市販の目薬で目に潤いを与えることは重要ですがそれだけでは不十分です。
ここでは乾燥から眼球を守る方法と傷ついてしまった眼球の処置方法をご紹介します。
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もはや現代病?ドライアイが眼球を傷つける原因に!
一日中、パソコンや携帯電話の画面を眺めている人も多いはず。
もはや仕事にプライベートにと生活に欠かせない存在と言っても過言ではありません。
しかし、この一日中画面を見続けることで多くの人が発症している症状があります。
それがドライアイと呼ばれる症状です。
まばたきの回数が減っている。目が乾燥するドライアイ!
画面を見つめている間はまばたきの回数が極端に少なくなる傾向があります。
では通常の場合、人はどれくらいのペースでまばたきをするものなのでしょうか?
心理状態に左右されるところもあるようですが、一般的に成人男性で1分間に約20回、成人女性で1分間に約15回程度まばたきをするといわれています。
ただし、緊張状態にある時は人によりまばたきの回数が増えたり減ったりすることがあるようです。
まばたきの回数が減ると眼球の表面の水分が蒸発し、眼球が渇いた状態になってしまいます。
通常は目の乾きを感じると人は無意識にまばたきをします。
これにより眼球の表面に涙の膜が出来て眼球が潤います。
ただしこれも一時的で、再び画面を食い入るように集中してみている人はまばたきの回数が少なく再び乾燥してしまいます。
こうして慢性的に眼球表面が渇いた状態になってしまう症状をドライアイと呼びます。
目が乾く。ドライアイになってしまった時の対処法は?
目が乾くような違和感を感じたら眼科医の診断を受けるようにしましょう。
しかし、現代人は忙しく病院に行く時間もあまり取れない人が多いようです。
ですので、ここでは自宅で簡単に出来るドライアイの症状に対する対処法をご紹介します。
1. 保湿成分の高い目薬を点眼する
ドライアイの最大の原因は眼球の乾燥です。
保湿効果の高い目薬を点眼する事で目に潤いを与え、ドライアイの症状を和らげる事が出来ます。
2. 目に休息を与える
前記の通り、パソコンや携帯電話を操作しているときは無意識にまばたきの回数が減っています。
まばたきの回数が減少しているということはドライアイの症状が悪化してしまうということです。
ドライアイの症状を感じたらパソコンや携帯電話をいじるのはやめて、目を休ませてあげるようにしましょう。
3. 目の周りの血行を促進させる
お勧めは蒸しタオルで目を暖めることです。
蒸しタオルで暖める事で目の周りの血流が活発になりドライアイの症状を和らげる事が出来ます。
また、目頭や目の周りをマッサージすることの血流を活発にする効果があります。
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コンタクトレンズが原因のドライアイが増加中!
ドライアイに原因は涙の量と密接な関係があります。
コンタクトレンズは眼球に直接張り付いているわけではありません。
通常は眼球とコンタクトレンズの間に涙を挟んで直接レンズが眼球に張り付くことはありません。
しかしコンタクトを使用すると、コンタクトレンズに涙が吸収されてしまいます。
これにより涙が蒸発しやすくなりドライアイを発症しやすくなります。
コンタクトレンズが眼球に張り付いたときは要注意!
コンタクトレンズを装着したことがある人なら誰もが体験したことがあると思います。
それはレンズを装着したまま眠ってしまい、眼球にレンズが張り付いてしまう症状。
実はこの症状は非常に危険な症状です。
眼球にレンズが張り付いてしまったら無理には剥がさないでください。
まずはお手持ちの目薬などでしっかりとレンズと眼球を潤し、十分水分が行き渡ってレンズをはずすようにしてください。
無理やり剥がすと眼球を傷つけてしまうリスクがあります。
また1Day(1日用)や2Weeks(2週間用)など規定期間を経過しても使い続けている人がいるようですが絶対にやめて下さい。
古くなったレンズは水分の含有量が減少し、さらにドライアイの症状を悪化させます。
また、抗菌効果も落ちますので雑菌が繁殖しやすくなり、眼球に傷が付くと傷の症状を重症化させる可能性もあります。
眼球に傷が付いてしまった!焦らず正しく対処しましょう!
コンタクトレンズによって付けてしまう眼球への傷以外にも眼球を傷つけてしまうことがあります。
それは外部から目の中に入ってきてしまう異物によるものです。
また、小さなお子様や赤ちゃんなどは伸びた爪で目を擦ってしまい、眼球を傷つけてしまう事もあります。
ここで不意に眼球に傷が出来てしまった場合の応急処置方法をご紹介します。
1. 目に入ってしまった異物を除去
まずは目に入ってしまった異物を除去しましょう。
無意識にも眼球は動いてしまいます。
異物が入ったままでは眼球への傷をさらに悪化させてしまう恐れがあります。
また、異物には雑菌が付着している事も考えられます。
まずは異物が入ったら市販の眼球洗浄剤などで荒い流しましょう。
通常眼球洗浄剤には消毒効果もあり、殺菌効果も期待出来ます。
2. 眼球を冷やす
目に異物が入ると違和感やかゆみを感じて手で触ってしまいがちです。
手で目を触ると手に付着している雑菌などが目に入って傷の症状を悪化させる場合があります。
眼球を氷などで冷やすと違和感やかゆみが和らぎます。
かゆくても我慢。
気になったら眼球を氷などで冷やすようにしましょう。
いずれのケースでも眼球に傷が付いてしまったらまずは応急処置。
その後は必ず眼科専門医を受診するようにしてください。
傷が付いたまま放置しておくと最悪失明してしまう場合もあります。
傷がなくても痛みや違和感を感じたらまずは病院へ!
手遅れになる前にしっかりとした対処法を取るようにしましょう。
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