28Jun

皮膚が痒くてしょうがない…。
アトピー性皮膚炎になると痒みでなかなか寝付けない、集中出来ない、掻いた場所がヒリヒリするといった事が起きてくるかと思います。
そして常用薬や塗り薬を使用するもなかなか症状が治らず、長年使用しているなんて事も。
日本の西洋医学では完治しない症状だとされていますが、海外では完治する病気だとされています。
体質や生活習慣によってもたらされた症状ですので、いくら薬に頼っても一時的な結果しか得られません。
今回は最近痒みが出てきたといった方から長年アトピー性皮膚炎を患っている方も含めてアトピーに関する根本的な原因と療法方法について解説していきます。
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アトピー性皮膚炎の原因は?
・環境による原因・・ストレス、アレルギー、洗剤などの刺激物
アトピー性皮膚炎の原因は一般的な原因として遺伝、ストレス、ダニ、カビ、ホコリ、食べ物などによるアレルギー、洗剤や化粧品などの刺激物が挙げられます。
体の免疫力が落ちているときに、アレルゲンやストレス、刺激物によって発症するのです。
通常これらの刺激物やアレルギーに対する抵抗力というのは、人間はもともと備わっていますが、アトピー性皮膚炎の皮膚はこのバリア機能が弱まっている状態。
ただでさえバリア機能が弱いにもかかわらず、掻きむしる事によって自分自身でバリア機能を破壊するという悪循環に。
家族にアレルギーやアトピー性皮膚炎のある人は発症しやすい傾向にあり、合併症になっている方も多くみられます。
遺伝とも言われていますが、おそらく似たような生活習慣や食べ物が原因となっているのでしょう。
薬を使用しても治る傾向がみられないのはなぜか?
よくアトピー性皮膚炎の治療の方法としてステロイド軟膏でしょう。
そしてアレルギーの元となるアレルゲンの排除、皮膚を清潔に保つ、ワセリンによる保湿、飲み薬等があります。
ただこれらを徹底しているにも関わらず、一向に症状がよくならない、またはステロイドを塗るのをやめてしまうと症状が再発したという方も多いはず。
特にステロイドには副作用もあり、皮膚の色素がなくなる、イボ、多毛、感染症の悪化などが起こる場合もあります。
そしてステロイドの怖いところが、知らず知らずのうちに体内で生成されるステロイドの量が減っていき、機能が衰えステロイド軟膏の依存状態になる事も…。
薬以外にどうすればいいのか?
こういった治療法はあくまで皮膚に起こっている症状のみしか見ておらず、対処療法でしかないからです。
木をみて森を見ずといった感じでしょうか。
他の病気に関してもいえることですが、アトピーになりやすい体質を改善しない限り、再発したり、なかなか症状が治まらなかったりするのです。
アレルゲンや環境汚染物質などの刺激物は誰しも生きてゆく上で、大なり小なりさらされる環境にありますからね。
炎症がひどく、どうしようもないときには非常に有効なのでうまく利用しつつ、体質の改善に努めましょう。
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アトピー性皮膚炎を根本的に治す治療
上記でアトピー性皮膚炎に対する正しい根本的な考え方を述べてきました。
では実際にどのような治療を行っていくのでしょうか?
アトピー性皮膚炎は治ると考えられているヨーロッパでは治療法は意外にもシンプルな保湿、基礎体力強化、環境治療、食事療法です。
そんな事で治るのであれば、とっくに治ってるという声が聞こえてきそうですが、現代の日本や海外の先進国では衛生面、栄養面では優れているにも関わらず、実際には発展途上国に比べてアトピー性皮膚炎の患者は多いのです。
ましてや医療も発展途上国より最先端の治療法があるにも関わらず。
こういったことからも、いかに生活習慣や体質改善の方が重要であるといえます。
それでは具体的な治療法を紹介してきましょう。
腸内環境を整え免疫力アップ
日本人であればすぐ思いつくのがヨーグルトでしょう。
いわゆる乳酸菌の代表格みたいなようなものです。
ただしアトピー性皮膚炎の方は脂の多い動物性食品を控えた方が良いです。
ヨーグルトには乳脂肪が含まれていますし、東洋医学では体を冷やす食べ物ですからね。
塩分の取りすぎには注意ですが、生きたまま腸に届きやすい植物性乳酸菌の味噌、醤油、漬物、納豆をうまく摂取したいものです。
基礎体温を上げる、体力不足の改善
どんどんと便利になるにつれ体を動かさなくなったせいか冷え症になる人も増えたように思います。
最近は男性にも末端冷え性があるようです。
筋力の低下が主な原因で、その他には夏場の冷え過ぎるクーラー、体を冷やすような薄着のファッション、冷たい飲料の摂取が挙げられます。
バスや車がなく何時間もかけて歩く発展途上国の人に冷え性がほとんどいないですね。
パソコン業務や事務作業の運動不足の方も意識して歩いたり運動したりするようにしましょう。
規則正しい生活を送る
睡眠時間をとっているので大丈夫だと思っている方も多いかもしれませんが、寝る時間帯も重要で不規則な生活が続くと自分ではストレスに思っていなくても身体にはストレスがかかっています。
また睡眠前にはパソコンやスマートフォンなどのブルーライトを浴びないことも質の良い睡眠につながります。
ただし、夜勤勤務の方は難しいかもしれません。
せめて朝方自宅に帰るときはサングラスをして太陽浴びないようにし、カーテンを閉め真っ暗な状態で寝るなど工夫してみましょう。
油や糖質を避ける
東洋医学ではアトピー性皮膚炎というのは必要以上に摂りすぎた油や食品添加物、糖質が皮脂腺を通して皮膚に排出されたものと考えられています。
つまりは余計なものが排出されたという事ですね。
栄養環境の整っている先進国の方がアトピー性皮膚炎が多いのも頷けます。
洋風の食生活では動物性の油や植物油が欠かせませんが、和食は煮る、蒸すなどの調理法があるが故に健康的なのです。
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