その「痛み」や「しびれ」。 放置していると大変なことに…

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アニサキス症の症状を放置するのは危険!鯖やさんまの寄生虫が原因の腹痛に要注意。


アニサキス症の症状を放置するのは危険

秋から冬にかけては魚が美味しくなる季節です。

脂が乗っていると呼ばれる状態は魚の美味しさを表現する方法の一つですね。

水温が下がるこの時期は魚が冷たい水から身を守る為に体に脂肪分を蓄えます。

この脂肪分が人が美味しいと感じる脂です。

特にこの時期の秋刀魚(さんま)は特に脂が乗っていて、焼いても刺身で食べてもとても美味しいです

しかし、秋刀魚(さんま)や鯖などの体内にはアニサキスと呼ばれる寄生虫がいる事をご存知でしたでしょうか?

ここではアニサキスを誤って体内に取り込んでしまった時に起こる症状や、そんな時の対処法などを詳しくご紹介します。


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鯖や秋刀魚(さんま)等にいる寄生虫。アニサキスとはどんな生物?

アニサキス症の症状を放置する危険

アニサキスと呼ばれる寄生虫をご存知でしょうか?

まず始めにアニサキスに関してご説明します。

アニサキスの宿主は鯨やイルカ等の大型哺乳類

アニサキスといえば鯖や秋刀魚(さんま)のみに寄生している物と思われがちです

しかし、アニサキスを拡散する一番の原因となっているのは実は鯨やイルカなどの大型の哺乳類なのです。

アニサキスとは鯨やイルカ等の海洋哺乳類の体内で成虫になる寄生虫です。

その成虫になる前の段階を第3幼虫期と呼ばれ私たちが食べるような魚介類に寄生しています。

鯨やイルカ等の体内で成虫になったアニサキスは宿主の体内で卵を産み、その卵は糞と共に海中に広がっていきます。

海中に放出された卵から成虫にかけての状態を第1から2期幼虫と呼びます。

放出された卵はオキアミなどの甲殻類に捕食されますが、アニサキスはその体内で死滅することなく生き続けます。

この状態を第2幼虫期と呼びます。

そして、オキアミは秋刀魚(さんま)や鯖の餌となり、アニサキスが寄生したオキアミを食べることで宿主がオキアミから秋刀魚(さんま)や鯖など捕食した魚へと変わります。

この状態を第3幼虫期と呼びます

さらにアニサキスが寄生した秋刀魚(さんま)や鯖を鯨やイルカなどの大型哺乳類が捕食することで新たな宿主を得たアニサキスは成虫へと成長し、再び卵を産みへと放出するのです。

  1. 海水中:(卵、第1~2期幼虫期)
  2. 第1中間宿主:オキアミ等の小型の生物(第2~3期幼虫)
  3. 第2中間宿主:アジ、サンマ、イカ、サケ等(第3期幼虫)
  4. 最終宿主:クジラ、イルカ等の大型哺乳類(第4期成虫)
  5. 卵が糞と共に海水中に放出
  6. 1.へ戻る

上記の様なサイクルを繰り返しながら種の保存を繰り返しているのです。

どんな魚介類に寄生しているのか?

私たちが食べる魚介類の中で、アニサキスは以下の様な魚介類に寄生している事があります。

  • 秋刀魚(さんま)
  • 鰊(にしん)
  • イカ
  • 鰯(いわし)

ちなみにアニサキスは天然の魚介類に多く見られ、養殖の魚には余り見られません。

これは上記の通り寄生する原因がアニサキスに寄生した生餌を食べた事で寄生する為です。

しかし、海に生簀(いけす)を設置しているような半養殖の環境ではアニサキスが寄生する可能性は高くなりますので、養殖だからといって必ずしも安全という訳ではありません。


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アニサキスを食べてしまうとどうなる?その症状は?

アニサキス症の症状を放置すると危険

秋刀魚(さんま)等はスーパーでお刺身用として販売されていますし、飲食店でも刺身用として提供されています。

特に秋の秋刀魚(さんま)は脂が乗っていて刺身で食べると特に美味しいですよね?

しかし、生の秋刀魚(さんま)の体内にはアニサキスが潜んでいる可能性が非常に高いので注意が必要です。

アニサキス症の症状とは?

アニサキスが寄生した魚介類を生で食べてしまう事でアニサキスは人の体内に侵入してきます。

体内に侵入したアニサキスは胃や腸の壁に侵入しようとしてきます。

その際に激しい痛みの症状が現れます。

アニサキスは寄生した場所によって症状名を呼び分けます。

・胃に寄生した場合=胃アニサキス症

数時間後から十数時間後に、激しい腹痛、吐き気、嘔吐

・腸に寄生した場合=腸アニサキス症

十数時間後以降に、激しい下腹部痛、腹膜炎症状など

・腸管外に寄生した場合=腸管外アニサキス症

腸間膜や腹壁皮下などに移行し、肉芽腫を形成

痛み、腹部に違和感

多くの場合は胃に寄生する胃アニサキス症を発症します。

アニサキスを食べてしまったかも!放置するとどうなる?

アニサキスの症状を放置するのは危険

もしアニサキスを体内に取り込んでしまったとしても必ずしも症状が現れる訳ではありません。

仮に体内に取り込んだとしても自然に消化器官から消滅する場合もあります。

しかし、アニサキスが体内に留まり続ける場合もあり、重症化することもありますので油断は出来ません。

重症化すると激しい痛みの症状が現れます

命に関わるような重症化を起こすケースは今のところ確認されていないようですが、場合によっては数日間の入院が必要になる場合もあります。

アニサキス症の疑いがある場合は病院で検査を受ける事になります。

胃アニサキスを発症してしまった場合は、内視鏡でアニサキスをつまみ出す事になります。

但し、アニサキスが腸や腸管外で症状を起こしている場合は内視鏡でつまみ出す事が出来ません

その場合は駆虫薬を服用し、治療を行います。

まとめ

アニサキスは生の魚介類を食べることで発症する症状です、

裏を返せば生で食べなければアニサキスに寄生される事はありません。

どうしてもお刺身で食べたい時は一度、魚やイカを冷凍するようにしましょう。

アニサキスは熱に弱いですが、一度凍らせる事でも死滅させる事が出来ます。

他にもお酢でしめる方法なども予防策としては有効です。


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